HOME>SPECIAL FEATURES>THE CONCERT FOR BANGLA DESH THE CONCERT FOR BANGLA DESH長い間廃盤になっていてファンからの要望も高かったジョージ・ハリスン&フレンズの
『コンサート・フォー・バングラデシュ』のCDとDVDがリニューアルされた。 11月13日のブログでも書いたが、
とても厚みのあるパッケージで、CDやDVDの収納に頭を悩ませているぼくとしては
もう少しコンパクトなパッケージングでもよかったなと思う。 スペシャル・パッケージのなかみを全部広げたところ。 ひとつひとつ見ていこう。 10枚組のポスト・カード。 ラヴィ・シャンカールやリオン・ラッセル、ボブ・ディランなど主要なゲストが映っている。
アップルの鏡像になったステッカーと、ジョージが書いた「BANGLA DESH」の歌詞カードのコピー。 左はユニセフへの協力を呼びかけるリーフレット、右が60ページのカラー・ブックレットだ。 ブックレットはおもに映画のスティル写真で構成されている。 白いスーツに白い(フィニッシュを剥がしてナチュラルにした?)ストラトがかっこいい。 日本語の解説はブックレットの英文を訳したもので、歌詞も対訳もついていないのが残念だ。 このうち、ポスター、ポスト・カード、ステッカー、手書きの歌詞カードなどがスペシャル・パッケージだけの特典で、 ブックレットも通常版は36ページとなっている。 つづいてディスクをご覧いただこう。 デジパックの内側には曼荼羅などに使われるような木の葉をモティーフにしたデザインが施されている。 レーベル。 ボックスの内側にもバングラデシュの少年がデザインされていて、たいへん丁寧なりイシューになっている。 さて、こちらはレーザー・ディスク。 赤岩和美の解説のほかにみうら・じゅんのイラスト入りのエッセイがついていて、これが楽しかった。 それでは内容を見ていこう。 |
あまりの違いに愕然としてしまう。 以下、ぼくなりのハイライト・シーンをご紹介していく。 最初に登場するのは、今やジョージのインド音楽の師というより、ノラ・ジョーンズのお父さん
といったほうがわかりやすいかもしれない(笑)、世界的なシタール奏者ラヴィ・シャンカールだ。 つづいてジョージのオールスター・バンドの登場だ。 今になって思うと、ビートルズの解散後はじめてビートルズの曲を演奏したコンサートだったわけで (正確にはどうなのかわからないが、少なくともぼくにとっては)、そういう感激も当時としてはあったかもしれない。 さて、クラプトンである。 「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」ではギブソンのバードランドというハムバッカー仕様の
セミアコを弾いているが、こちらは昼の部の映像。 『バングラデシュ』の貴重なカットといえば、まずジェシ・エドの動く姿を見れることだろう。 ストーンズの『ロックンロール・サーカス』でもタジ・マハールのバンドでリード・ギターを弾く彼の姿を見ることができるが、
ここではブラウン・サンバーストのテレキャスを黙々と弾いている。 そしてバッド・フィンガーだ。 ここではドラムのマイク・ギボンズがパーカッション、残る3人はアコースティック・ギターを担当しているが、
スポット・ライトが当たるのはメンバー紹介のときぐらいなのがさびしい。 そんななかで唯一、ピート・ハムにスポットが当たるのが「ヒア・カムズ・ザ・サン」だ。 ニコリともせずにマーティンのD-28を弾くピートを初めて見たときは感動したものだ。 リンゴとジム・ケルトナーのツイン・ドラムというのも豪華な組み合わせだ。 おそらく初めてツイン・ドラムというものを見て、ふたりのスティック捌きがほんとうに揃っているのにビックリしたっけ(笑)。 ビリー・プレストンの熱唱にも圧倒された記憶がある。 メイキングを見ると、夜の部では最初のころの緊張も解けてとてもいい気持ちになり、思わず踊りだしたと回想していた。 リオン・ラッセルは当時すでに有名で、「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」から「ヤング・ブラッズ」につづくカヴァーも 深夜放送でガンガンかかっていたから驚かなかった。 それよりもギブソンのエクスプローラーでシャープな音を聞かせるドン・プレストン(g)(=右から3人め)や、 デラボニのころからクラプトンの盟友でもあるカール・レイドル(b)(=同じく5人め、後ろ向き)の姿が目を引く。 クライマックスはやはりディランだ。 Disc-2のメイキングでは、クラプトンやリンゴはもちろんのこと、リオン、ビリー、 ジム・ケルトナーなどが当時を振り返ってコメントをしてくれる。 |
ひさびさに見るリオンやビリーはずいぶん変わってしまいましたね。 |
『ローリング・ストーン』誌のヤン・ウェナーは当然としても、国連のアナン事務総長までDVDに出ているのを見ると、 このイヴェントがいかに意義のあるものだったかが伺える。 ボーナス映像はやはりディランの「Love Minus Zero No Limit」と、 サウンド・チェックのときの「If Not for You」の映像だろう。 「Love Minus Zero No Limit」は昼の部の演奏で、「If Not for You」のイントロで出て聴衆は一瞬どよめくが、 素晴らしい演奏だ。 最後にいくつか気になったことを書き留めておこう。
字幕はDVDではかなり字数が増えて直訳に近くなっている。
ラヴィのコメントで 最後に音質について述べておきたい。
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