BEATLESのアナログ盤A HARD DAY'S NIGHTさて、またUK盤に戻りまして、今回は3rdアルバム『A HARD DAY'S NIGHT』を取り上げていきましょう。 初期作品の中では文句なしに最高傑作といわれているこのアルバム、たしかに全曲オリジナル、
しかも全曲レノン=マッカートニー作品というのは当時はすごいインパクトだったのではないでしょうか。 ま、妄想はそれぐらいにして(笑)、まずはUKオリジナルのモノラル盤です。 |
ぼくがビートルズのアナログ盤を集めだした9年前ごろには、
単なる偶然だったんでしょうが、なかなかこの『HARD DAY'S』が見つからずに苦労したものでした。
いまでは簡単にネット・オークションなどで入手できますけれど。 |
和久井光司さんの『ビートルズ・UKアナログ盤・ガイドブック』(ストレンジ・デイズ)によれば、
この「SOLD IN U.K.〜」というリマークがつくのは64年の2月からということで、
このアルバム以降『Yellow Submarine』まで、このクレジットがレーベルにプリントされることになります。 なお、だーさんのご教示により、リムのクレジットが「THE GRAMOPHONE CO.LTD〜」で始まるタイプ
のものがあることがわかりました。65年以降のプレスになると思われます。 マトリクスはファースト・プレスと同じ−3N、タックス・コードはKTということです。 つづいて、シルヴァー・パーロフォンのステレオ盤をご覧いただきましょう。 |
ジャケットは表だけヴィニール・コーティングされたフリップ・バックで、オリジナルと同じ仕様ですが、 フロント右上にstereoの表記のないタイプ。 |
レーベルがシルヴァー・パーロフォンに変更されるのは69年のことですが、この年だけ1EMIマーク、
74年からリムのコピーが「EMI RECORDS〜」になりますから、
この2EMIマークスで、リムのコピーが「THE GRAMOPHONE CO.LTD〜」で始まるレコードは
70年から73年にかけてプレスされたものということになります。 マトリクスはYEX126-1、YEX127-1、マザー・ナンバーとスタンパー・コードはA面が「4/HG」、
B面が「2/MT」。 もう1枚、シルヴァー・パーロフォンのステレオ盤をご紹介しましょう。 |
今度は70年代後半にプレスされたもので、コーティング・ジャケットですが、裏の折り返しはなく、 表にはstereoのミドル・ロゴがついています。 |
レーベルは2EMIマークスでリムのコピーが「EMI RECORDS〜」で始まる74年以降のタイプです。 つづいて独自のジャケットで海外での人気が高い国内盤です。 |
ジャケットは表裏ともヴィニール・コーティングされたペラジャケで、裏は上下に折り返しのあるフリップ・バック、 国内盤ファースト・アルバム『ザ・ビートルズ!』と同じように高崎一郎さんの解説がついています。 |
広告入りのインナー・スリーヴに、赤盤です(黒盤も存在します)。 なお、初回盤は広告の入らない白の、ふたつきのインナーだったそうです。 つづいて3rdプレスになるApple盤、AP-8147。69年のプレスだと思われます。 |
帯はいわゆる矢印帯といわれるもので、このあとすぐ
アップルレーベルの写真が入ってFOREVERと書かれた、通称フォーエヴァー帯に変更になります。 6枚目に紹介するのは、76年になって初めてオリジナル・ジャケットで復刻された 『ヤァ!ヤァ!ヤァ!』の5thプレスです。 |
レコード番号はEAS-80552で、リリースは76年6月20日、歌詞・対訳と立川直樹さんの解説がついています。 |
左が3rdプレス、右が5thプレスです。
7枚目は86年6月4日に発売された限定モノラル盤です。来日20周年特別企画と書かれた赤帯つき。
レコードは赤盤ですが、Odeonの赤盤とは盤質も色も違います。
レーベルはEMI/Odeonで、カタログ・ナンバーはEAS-70132。
半透明のポリエチレン製のインナーに入っています。
ビートルズ・シネ・クラブ サウンド研究会による解説と歌詞・対訳がついています。
左が76年版、右が86年版の解説・歌詞カードです。
つづいてUS盤です。 まずUnited Artistsレーベルから出されたサウンド・トラック盤をご紹介しましょう。
アメリカではサウンド・トラック盤はCapitolレーベルではなく、映画配給会社のユナイテッド・アーティスツからリリースされました。 |
レーベルは「TAN with BLACK PRINT」と呼ばれるものですが、タンというよりはベージュに近い色味のもので、
71から77年にかけて発売されたもののようです。 最後はモービル盤です。 レコード番号はMFSL 1-103で、1987年2月にリリースされました。 |
ビニール・コーティングではありませんが、艶のある美しいスリーヴで、表裏とも、いちばん上の青い帯状の部分に 「ORIGINAL MASTER RECORDING TM」と表記されています。 ぼくが今回手に入れたものは同時期に英国輸出用にリリースされたもので、ユニオン・ジャックをあしらったステッカーが
包装用ヴィニールの上に貼ってありました。 |
レーベルはおなじみ白の上部にブラウンで「ORIGINAL MASTER RECORDING TM」と書かれたもので、 中央右側にはEMIのロゴマークが入っています。レコードの保護する厚紙は上部が紺色の帯で、 両手のなかにCDが描かれた後期タイプです。 なお、音質評価については モービル・フィディリティ・サウンド・インプレッションをご覧ください。 |
special thanks to MASA, Mr.MST! and Mr.Dah
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