BEATLESのアナログ盤
今回は1970年にUSアップルからリリースされたコンピレーション・アルバム、 『ヘイ・ジュード』をご紹介しましょう。 詳しい解説についてはほかのサイトをご覧いただくとして、概略だけを述べておくと、
69年1月から始まった『ゲット・バック』セッションが惨めな結果に終わったあと、ビートルズのメンバーの関係は
以前にもましてギクシャクしたものになりました。 |
ジャケットの写真は、ジョンが新しく買ったティッテンハースト・パークの邸宅で69年8月22日に収録されたもの。
スリーヴは例によってコーティングのない厚紙製のもので、バック・シールデッド・スリーヴになっています。 |
バック・カヴァーの一番下にはニューヨークのブロードウェイにあった米アップル社のクレジットがあります。 |
よく知られているように、当初このアルバムは『THE BEATLES AGAIN』というタイトルがつけられ、
カタログ・ナンバーもSO-385となっていました。 おなじみのUSアップル・レーベルですが、『ホワイト・アルバム』から『アビイ・ロード』までのレーベルと違って、 Side-2にキャピトルのロゴがありません。
さてもう1枚ご覧いただきましょう。 |
これは2ndレーベルで、プリフィクスはSWに訂正されていますが、 タイトルはAGAINのままです。 2枚のトレイル・オフの部分を見てみましょう。 |
左が1stプレスです。 右は2ndプレス。 ではつづいて、UKエクスポート仕様の『HEY JUDE』をご覧ください。 |
英国ではこのアルバムは1979年までリリースされませんでしたが、 UKアップル・レーベルのエクスポート仕様のアルバムがかなりの数輸出されたようです。 |
表裏ともヴィニール・コーティングの施された美しいラミネート・スリーヴで、
バック・カヴァーの最下部にはE.M.I. Records, England のクレジットがあります。 またスパインだけではなく、天の部分にもタイトルとレコード番号が記載されています。 |
レーベルはこちらもおなじみのライト・グリーン・アップル、レコード番号の下に記載されたマトリクスは
YEEX. 150という輸出仕様になっています。 US盤とUK盤の音を比べてみると、US盤のほうはややハイ上がりで抜けはいいのですがちょっときつい音、
UK盤のほうがバランスがとれていて繊細で美しい音という印象があります。 なお、この記事を書くにあたって、『レコード・コレクターズ増刊 ザ・ビートルズ コンプリート・ワークス 3』 (2001年 ミュージック・マガジン社)を参考にさせていただきました。 |
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