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LET IT BE

(catalog number) MFSL-1-109
(release date/Box Set) Sept. 1982
(release date/ Series ) Nov. 1986
(release date/UK Export) Mar.1987



今回は『...NAKED』の発売によっていい意味でも悪い意味でも再評価を迫られている 『LET IT BE』を取り上げてみました。

聞き比べたのは次の4種類で、いずれもボックスではなく単品で発売されたものです。

UK 2ndプレス。 ライト・グリーン・アップル・レーベル。 マトリクスはA面YEX-773-2U、B面がYEX-774-3U US盤。 マトリクスはそれぞれ、JS17500-22、JS17501-12で、 手書きのPhil+Ronnieのサイン(?)に、Bell Soundの刻印入り。 国内初盤。赤盤。
丸帯にアカデミー帯つき。
モービル盤


今回は次のような点に焦点を絞って聞き比べてみました。
  1. ヴォーカルはリアルに再現されるか。
  2. バンド・サウンドがどのように再生されるか。
    ギターやベース、バスドラやスネアがどう聞こえるか。ピアノやアコースティック・ギターのソノリティー。
  3. フィル・スペクター・サウンドがどう聞こえるか。
最後以外はいつもとたいして変わらんないんですが(笑)。

まず「I've Got A Feeling」、「Two of Us」、「I Me Mine」の3曲で、 バンド・サウンドの再現性をみます。

カッティング・レベルが高く存在感があるのはUS盤です。ヴォーカルがリアルで、 アコースティック・ギター、エレキ・ギターともいい音で鳴ります。
ただ高域が出ている割には低域がうすいので、ヴォリュームを上げていくとうるさくなるし、 シンバルの音もつぶれ気味なのが気になります。

モービル盤は『PPM』のところで述べた特徴がここでもあてはまります。 シンバルの音には芯が感じられ、アコースティック・ギターの弦を弾く音もたいへん鮮やかに描きます。 ただ、「I've Got〜」はルーフ・トップのライヴなのに、フィル・スペクターがいじっているのでしょうか、 ジョンの声にわずかにエコーのようなものが感じられます。
それが一番はっきりわかるのがモービル盤です。これはよしあしでしょう。

UK盤はいちばん低域が充実しています。バスドラの重量感が伝わってくるし、ベースも響きます。 ただカッティング・レベルが低いのと、全体的に音像が小ぢんまりして聞こえるので、損をしている感じです。

国内盤はギターなどはいい音で鳴っていると思うのですが、 「I Me Mine」でジョージの声が弱々しく聞こえるのが気になります。 高域もやや引っ込みがち。

レット・イット・ビー」でピアノがもっとも美しく響くのは、やはりモービル盤です。

さて、スペクター・サウンドですが、 「Across The Universe」を聴いて ぼくが一番魅力的に感じたのはUS盤でした。
モービル盤もミックスを重ねている割には鮮度の高い音で、 ひとつひとつの音に艶があって美しいのですが、広がり方が違うのです。 US盤はコーラス、ストリングス、タンブーラの音が目の前にわーっと広がって 独特の宇宙感のようなものを感じさせます。 ジョンが表現したかったのは、こういう音像なのかなあと感じさせる、説得力のある音です。



余談ですが、雑誌の『NAKED...』の特集のなかで、 「Across〜」に使われている楽器をシタールと表記したものがありましたが、 これはやはりタンブーラではないでしょうか。



BEATLESのアナログ盤『レット・イット・ビー』を見る

© 2004 ryo parlophone

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