BEATLESのアナログ盤


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MAGICAL MYSTERY TOURUS

さて、前回の続きです。
ぼくはビートルズも好きだったけれど、ストーンズも好きだったし、 それよりなによりクリームエリック・クラプトンジミ・ヘンドリクスジェフ・ベックという 新しいギター・ヒーローに夢中になって、のちにハード・ロックと呼ばれることになるそれらの音楽 (当時はアート・ロックとかニュー・ロックなどと呼ばれていた)を聞きまくっていました。 けれどもやはりビートルズには抗えない魅力がありました。
TV放映から2か月後、今度は11曲入りのLPが発売されました。定価2200円。ふつうのLPより200円高い。 でもヒット・シングルも入っているし、豪華な写真集もサイズ・アップしてるし……。
ぼくはほとんど迷わず買うことに決め、1か月分の小遣いをそのアルバムのためにはたきました。
こうしてぼくは生まれて初めてビートルズのLPを購入したのです。1968年12月14日のことでした。

ではまず、オリジナルのUSステレオ盤からご覧ください。
ご承知のようにEP盤に人気のないアメリカでは、UK盤のオリジナル6曲に 当時のシングル「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」、 「愛こそはすべて」、「ハロー・グッバイ」など5曲を加えたフル・アルバムの形で、 UK本国より10日も早い67年11月27日にリリースされました。
つまりアメリカのファンは『サージェント・ペパーズ』から半年も経たないうちに、 この新しいアルバムを手にしていたことになります。 スゴすぎ!



例によって厚紙ジャケットに表の写真を貼り付ける方式なので3方向に余白ができてしまっています。
UK盤のデザインを真ん中に、収録曲のタイトルを上下にレイアウトし、サイケデリックにデザインされたジャケットは じゅうぶんにインパクトがあります。
そしてなにより30センチに拡大された写真集はけっして高品質とはいえませんが、購入意欲をかきたてるものでした。 ただしホッチキスできちんと留められていないので、時間が経つとジャケットから外れてしまうのは困ったものです。



表ジャケットの裏にはオリジナル6曲に5曲のナンバーが追加されたクレジットが載せられています。



最後のページにはオリジナルの5曲だけ歌詞が印刷されています(1曲はインストゥルメンタル)。



レーベルはレインボウ・キャピトルで、マトリクスはSMAL-1-2835-A23−2、SMAL-2-2835-A-21-3
US盤の特徴として、「ペニー・レイン」、 「ベイビー・ユー・アー・ア・リッチマン」、「愛こそはすべて」の3曲が 擬似ステレオで収められていることがあげられます。

つぎは国内盤。
これがぼくが生まれて初めて買ったビートルズのLPです。



オデオン・レーベルでレコード番号はOP・9728。US盤より遅れること1年余り、1968年の12月5日に リリースされました。
EP国内盤と同じように右上にレコード番号とSTEREOの表記、左下にEMI/Odeonのロゴ・マークが入っています。
裏ジャケにもEMI/Odeonのロゴと、東芝音楽工業のクレジット。
紺色の帯は外してしまっておいたのですが、どこにしまったかわからなくなってしまいました(涙)。 でも、どっかにきっとあるはず!(炎)



エヴァー・クリーン・シリーズ赤盤東芝音工のアド・スリーヴに入っています。

1968.12.14.
最後のページに購入年月日がブルーのペンで記入されています。 当時はこうやって買った日を書き入れていたんですね(笑)。

つづいて76年11月、US盤から遅れること9年目にして英国でリリースされたLP盤。



レコード番号はPCTC 255で、ステレオのみのリリース。裏ジャケットの右上にバー・コードのないものが初盤です。
ノンコーティングですが光沢のある美しいゲートフォールド・ジャケット、写真集つき。
レーベルは2EMIマークスシルヴァー・パーロフォンで、リムのクレジットは「ALL RIGHTS OF〜」で始まるもの。 インナーは白いプレーンなもので、下部左側には「MADE IN ENGLAND R.S.3−87」、右側には 「U.K.Patent No.1,072,844」などと書かれています。



マトリクスはSIDE−1がYEX 959−2−1−2、SIDE−2はYEX960−1で、マザー番号4、 スタンパーの刻印はなし、両面ともに手書きでHTMのサインが入っています。
音源的にはUS盤と同一で、「ペニー・レイン」以下の3曲が擬似ステレオなのは残念です。

ところで、ポールの(友人)さんから、そのレーベルはオリジナルではないよ、というご指摘を受けました。 なるほど考えてみればそうです、76年といえば、まだリムのクレジットは「EMI〜」で始まる年代のはずですよね。
ぼくはマトリクスの枝番から、自分のがファースト・プレスではないなと思いながらも、漠然とこんなレーベルなんだろうと 思い込んでいました。
ポールの(友人)さんのものはマトリクスの枝盤が両面とも-1で、 マザー/スタンパーはA面が3/AT、B面が2/APで、やはりHTMという手書きのサインが入っているそうです。 インナーは「Important Notice」と書かれた、これも70年代後期におなじみのスリーヴだということです。
さらにMST!さんからはフォントやレイアウトはポールの(友人)さんがお持ちのと同じタイプで、リムのクレジットは 「ALL RIGHTS OF〜」で始まる、ちょうど2枚の中間のようなレーベルの写真を送っていただきました。 MST!さんのもマトリクスの枝番は両面-1だそうです。 お二人からいただいた画像を並べて載せておきます。



おそらく左が1stプレス、右が2ndプレスで、ぼくのは3rdプレスということになると思います。
ポールの(友人)さん、MST!さん、ありがとうございました。

次はモービル・フィディリティ盤です。



ジャケットはコーティングのない厚紙ジャケットですが、ゲートフォールド仕様になっています。 表裏とも上に青い帯状の部分があって、ORIGINAL MASTER RECORDINGというロゴが入っています。 裏ジャケの左下にはMFSLのロゴ・マークとクレジットも入っています。



ジャケットを開いたところ。基本的にUSオリジナルを踏襲したデザインですが、内側にも青い帯と ORIGINAL MASTER RECORDINGのロゴが入っています。 ブックレットは付属していません。そう思ってもう一度フロント・カヴァーを見直すと、 US盤などにはあった「Includes 24-page full color picturebook」の文字がありません。



左の写真は付属品の一覧。レコードを保護する厚紙(『フォー・セール』に付いていたのと同じデザインです)、 静電気防止処理の施されたインナー、ウォランティー、アンケート用紙、ゲオ・ディスクの広告です。 右はおなじみEMIのマーク入り、ホワイト・レーベルです。

5枚目にご紹介するのはドイツ盤



ぼくが唯一持っているUK・US以外の海外盤で、それは「ペニー・レイン」以下の3曲が リアル・ステレオで収録されているからです。
とくにぼくは「ベイビー・ユー・アー・ア・リッチマン」が大好きなので、 アナログ・マスターのリアル・ステレオ音源を聞こうとすれば、これしかありません。

オリジナル・リリースは71年で、ぼくが持っているのは左上にアップルのマークがついている再発盤です。
シングル・ジャケットで、写真集はついていません。白いプレーンなインナーに納められています。



最後は今年の1月に再発された東芝EMIのデジタル・リマスター盤。
初めて買ったLPを記念して36年ぶりに国内盤を購入しました。
CDと同一音源ながら最新の技術でアナログ・プレスされると音がどう違って聞こえるのか、気になるところです。



ブックレットが外れて苦情がくるのを懼れてか、最初から綴じこんでないのは企業努力が足りないのではないでしょうか(笑)。



レーベルはシルヴァー・パーロフォンというより、冴えないグレー。



最後にオマケ。
今回は『MMT』のレーザー・ディスクです。



表ジャケットはLP盤とよく似ていますが、当然ながらシングルなど5曲の表記はなくなっています。 そしてこのヴィデオのためにジョージ・マーティンがステレオ・リミックスをおこなった ことが表記されています!
裏ジャケットはLPをアレンジしたもので、独自のデザインになっています。

さて、LPのほうのサウンド・インプレッションはモービル・フィディリティ・サウンド・インプレッション でどうぞ。



© 2004 ryo parlophone




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