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BEATLES FOR SALE

アナログ盤独特の美しさに焦点を当てた「Original PHONOGRAM Photo Gallery」、 今回はビートルズ4枚目のオリジナル・アルバム、『BEATLES FOR SALE』をご紹介します。

ではいつものように、ジャケットからご覧いただきましょう。



ヴィニール・コーティングの施された美しいスリーヴは、ファースト・アルバム以来の フル・カラーのジャケットになりました。

1964年のクリスマス商戦に間に合わせるためにやや性急に作られたというこのアルバム、 ビートルズのものとしては初めての豪華なゲイトフォールド・スリーヴが用いられました。



ゲイトフォールドといってもE式のジャケットというのはほんとうにペラペラなので、 コンディションのいいものはなかなか見つけにくくなりました。



光を反射している部分の凹凸を見ると、これまでのダンボール紙のようなランダムなものではなくて 横方向の細いライン状のものが主なので、ジャケットの質感も少し違った感じがします。



このアルバムから、左上のロゴがPARLOPHONEだけでなく、EMIのものと ふたつ並べられるようになりました。



monoの表示も、それまでのものと違って白抜きです。



バック・カヴァーです。



表の写真とともにロンドンのハイド・パークで撮影されたもの。
上を見上げる4人と落ち葉との合成写真です。



こちらもいうまでもなくヴィニール・コーティングされています。



以前にも書きましたが、にこりともしない4人の表情はアイドル然としたポートレイトとは 明らかにテイストが違って感じられるもので、『with the beatles』と同様4人のアーティスト精神の表れだと思っています。
あるいはカメラマンのロバート・フリーマンがそういう4人の表情を好んだのかもしれませんが……。



スパイン(背表紙)は上下に絞りがあります。



経年変化のため、スパインには何か所かの折れと、コーティングの浮きが見られます。



ではゲイトフォールドの内側をご覧ください。
左側は曲目とデレク・テイラーのライナー、それに10か月前になる全米初上陸の際の、 ワシントンDCでのファースト・コンサート(1964年2月11日)の写真が載せられています。



右側はトゥイッケナム・フィルム・スタジオで『ア・ハート・デイズ・ナイト』の試写を見た後の ショットで、撮影は同じくロバート・フリーマン。



日本のよくあるジャケットとは違って、レコードは内側から出し入れするようになっています。



右側は上下に折り返しのある、フリップ・バック。
コーティングの折り返しも見られます。



不思議なことにスリーヴの製作会社のクレジットがありません。



つづいてレーベルです。



おなじみのブラック&イエロー・レーベル、通称イエロー・パーロフォンです。



Side-1のレーベル。もともとの印刷のよごれのようなものが見えますが、 スピンドル・ホールにはほとんど傷みがありません。



Side-2のレーベルにはタックス・コードKTの刻印があります。

最後にインナー・バッグをご覧ください。



こちらもおなじみ、通称「EMITEX」とよばれる、オリジナル・インナーです。
窓の部分に半透明のトレーシング・ペイパーを使用したものになります。



右下にMADE IN ENGLANDというクレジットのあるタイプです。

© 2005 ryo_parlophone




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