Original PHONOGRAM Photo Gallery メイン・ページに戻る

PLEASE PLEASE ME

オリジナル・フォノグラム・フォト・ギャラリー、記念すべき第1回はやはりこのタイトル、 『PLEASE PLEASE ME』から始めたいと思います。

まず、ジャケットからご覧ください。
最初にご紹介するのはオリジナル・モノラル盤です。



UKオリジナル盤の美しさはフロント・スリーヴのラミネートされたヴィニール・コーティングに特徴的に 表れていると思いますが、とくに初期プレスでは紙質が厚いので大変豪華な感じがします。



光の反射している部分がテクスチャーのようになっていて、スリーヴ表面に細かな凹凸があることがわかります。



ラージ・ロゴで、おそらく64年のプレスだと思います。



バック・スリーヴ。スリーヴ製作会社Ernest J. Day社のクレジットがあります。



コーティングされたフロントの紙が折り返されて、バックの三方を縁取っています。
バック・スリーヴはコーティングがないので、経年変化によって折り返しの部分(フリップ)との色の差ができる ことが多いのですが、このジャケットはフリップも初期の白さを保っています。



取り出し口付近はとくにシワや割れ、黒ずみなどが目立つところですが、良好な状態です。



つづいてオリジナル・ステレオ盤です。



アーリー・プレスのモノラル盤と比べると、表面の凹凸がかなりなめらかになっているのがわかります。
その分、紙質は薄いものになっています。



右側の取り出し口付近にも、1本のシワもありません。



スモール・ロゴで5thプレスのディスクが入っていましたから65年〜68年ぐらいの間にプレスされたものだと 思います。
右端は約3ミリの幅でコーティングが切れています。



バック・スリーヴ。Garrod & Lofthouse社製です。
フリップの部分にコーティングの境目があります。





フリップ部分から見ると、フロント・カヴァーの紙質はギャロッド製の方がしっかりした感じです。



白さも十分で、角もぴんとしていてとても40年近く経っているとは思えません。
ただ、ごくわずかな斑点状のシミが、時の流れを表しています。

2枚を比べてみましょう。下がモノラル盤、上がステレオ盤です。



ステレオ盤はスパイン(背表紙)の上下に絞りがあります。

光の反射の部分から、その質感の違いがおわかりになるでしょうか。



紙の厚さにかなりの違いがあります。



スモール・ロゴとラージ・ロゴです。
スモール・ロゴは長さ約2.3センチ、ラージ・ロゴは約4.6センチで、ほぼ倍の大きさがあります。





パーロフォンのロゴは同じもののようです。



スリーヴ製作会社のクレジット部分。



折り返しの形状がアーネスト製とギャロッド製で違っています。



このモノラル盤もずいぶん白いのですが、ステレオ盤はほんとうに真っ白で、新品のように見えます。

つづいてレーベルです。
まずはブラック&ゴールド・レーベル。わが国ではゴールド・パーロフォンと呼ばれています。





「I SAW HER STANDING THERE」と「MISERY」の出版社のクレジットがNorthern Songs Ltd.に 変更になった2ndプレスです。

つづいてブラック&イエロー・レーベル。わが国ではイエロー・パーロフォンの通称で親しまれています。



4thプレスのモノラル盤です。



タックス・コードはMT(ちょっと見えにくいかもしれません)。

5thプレスのステレオ盤です。



まるで新品のようにスピンドル・ホールもほとんど傷みがありません。





タックス・コードはKT
このレーベル上のタックス・コードについては今まで深く考えもせずに「刻印」と表記してきましたが、 よく考えればこれはエンボス加工ですね。
それにしてもここまできれいに残っているのを目にするのは初めてで、レーベルを最初に見たときは震えました(笑)。

最後にインナー・バッグをご覧ください。



アーリー・プレスは中央の窓の部分がポリエチレン製の透明なもの。



レイト・プレスのなると半透明のトレーシング・ペイパーを使用したものになります。



上の部分にはImportantと筆記体で書かれています。



左のところにUSE 'EMITEX'と書かれているため、このタイプはふつう「EMITEX」と呼ばれています。

さてお楽しみいただけましたでしょうか。
カメラの腕前がちっとも上がらないために、オリジナル盤の美しさを十分にお伝えできたかどうか心配ですが、 ご感想など掲示板に書いていただけると幸いです。
それから、こういう画像が見たいというリクエストがありましたらお知らせください。
なるべくご期待に添いたいと思っています。

© 2005 ryo_parlophone




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