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REVOLVER

ようこそ、オリジナル・フォノグラム・フォト・ギャラリーへ。
今回は1966年の傑作『リヴォルヴァー』をご紹介します。

まず、ジャケットからご覧ください。
最初にご紹介するのはオリジナル・モノラル盤です。



これまでのタイトルと同じようにフロントだけヴィニール・コーティングされたジャケットは、光沢があって美しいものの たいへん傷みやすく、やはり美品を見つけるのはなかなか困難です。



取り出し口とmono のクレジットのあたり。
例によって、右端は数ミリの幅でコーティングが切れているので、それもジャケットの傷みの原因になっていると思います。



アルバム・タイトルとPARLOPHONE のロゴマークは中央最下部にあります。



これは1st プレスの入っていたスリーヴですがスパインの上下には絞りがありません。



写真のコラージュと細密なイラストを組み合わせてジャケットを制作したのは、 ドイツ時代からの友人クラウス・フォアマン
サインとともにおかれている画像は繊細さのあらわれた精悍な表情をしています。
当時の国内盤はこのあたりがトリミングによってはっきり読めませんでした。



ところで、あまり知られていないと思いますがmono のロゴには2種類の大きさがあります。



写真で見ると意外にわかりにくいようですが、画像でいうと左、上に乗っかっているのが2nd プレスで実測20ミリ、 右側、下に置かれているほうが1st プレスで実測19ミリです。

つづいてバック・スリーヴを見てみましょう。
やはりモノトーンの写真はロバート・ウィタカー。 ブッチャー・カヴァーを取ったカメラマンです。



こちらは2nd プレス。上下に絞りがあります。



曲名と作曲者名のほかにリード・シンガーが記載されています。
カタログ・ナンバーの部分にはステレオ盤もリリースされていることがクレジットされています。



この画像は1st プレスのものですが、フロント・カヴァーを裁断(おそらく型抜き)するときに できたと思われる切り欠きの痕がフリップの部分(Alsoavailableのあいだの辺り)にあります。

スリーヴの製作はGarrod & Lofthouse社で、特許申請中であることを表すPatents pending の表記があります。



つづいてオリジナル・ステレオ盤です。



唯一の違いは右上にあるstereo 表記です。



タイトルとパーロフォンのロゴ・マークも同じのようです。



こちらもスパインの上下には絞りがあります。



バック・スリーヴのカタログ・ナンバーの部分。
「モノラル盤もリリースされている」というクレジットはありません。



同じくGarrod & Lofthouse製です。



ディスクとレーベルをご覧いただきましょう。



まず「Tomorrow Never Knows」のマトリクス1が収められた1st プレスです。
エンボスされたタックス・コードはKT



B面のマトリクス・ナンバーはXEX 606-1です。
4曲目のタイトル表記がDR.ROBERT になっています。



こちらはレギュラー・プレスとなった、マトリクスの枝番が両面-2 のもの。 Side-2にタックス・コードKTがあります。



4曲目のタイトル表記は1st プレス同様DR.ROBERTです。



これはB面の枝番が-3 のもので、タックス・コードはこちらもKT



4曲目のタイトル表記はDOCTOR ROBERTに訂正されています。



つづいてステレオ盤。



タックス・コードはどちらの面にもありません。



マトリクスの枝番は両面とも-1ですが、ステレオ盤にはオルタネイト・ミックスはありません。
こちらも4曲目のタイトル表記はDOCTOR ROBERT に変更されています。



おもしろいのは、ぼくの持っているモノラル盤は3枚ともレーベルの表示がタイトル(ソング・ライター)―リード・シンガーの順であるのに、 ステレオ盤ではタイトル―リード・シンガー(ソング・ライター)の順になっていることです。

では最後にインナー・バッグをご覧ください。 まずオリジナル・プレスはこのアルバムからプレーンなホワイト・インナーになります。



左下の表記はPATENTS APPLIED FOR



右下の表記はMADE IN GREAT BRITAIN になっています。



ステレオ盤が入っていたのはEMIのアド・インナーでした。



片方には『オールディーズ』やヤードバーズなどのジャケット写真が掲載されています。 一番下にはPATENTS APPLIED FORの表記もあります。

もう片方には『リヴォルヴァー』などのジャケ写と、いちばん下にはバック・カヴァーと同じように、 「E.M.I.RECORDS」、「NAYES・MIDDLESEX・ENGLAND」、「Made and Printed In Great Britain」といった クレジットが記載されています。



© 2005 ryo_parlophone




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