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S GT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND

今回のオリジナル・フォノグラム・フォト・ギャラリーは、『サージェント・ペパーズ』をご紹介します。
このアルバムの英国および米国でのリリースは1967年6月、日本では翌7月ですから今から39年前ということになります。
およそ40年にわたって音楽だけでなく芸術のあらゆる分野に影響を与えつづけている、まさにモンスター・アルバムですね。

まず、ジャケットからご覧ください。
最初にご紹介するのはオリジナル・モノラル盤です。



外側だけでなく内側にもヴィニール・コーティングの施された、豪華なゲイトフォールド・カヴァー。



ピーター・ブレイクとジャン・ハワースによって制作され、マイケル・クーパーが撮ったこのカヴァー・フォトも、 それまでのポピュラー・アルバムの概念をくつがえすものとして評判になりました。



ワイド・スパインと呼ばれるこのタイプは、背表紙(スパイン)の厚さが8ミリあります。



つづいてバック・スリーヴ。
歌詞が印刷されたのもポップスのアルバムとしては史上初だそうです。



カタログ・ナンバーはPMC 7027で、Monoの表記があります。



スリーヴはGarrod & Lofthouse社製、アーリー・プレスのもののなかには「Patents Pending」の クレジットがあるものもあります。



ゲイトフォールドの内側。



シルヴァー・パーロフォンの初期まで、上部には折り返しがあります。



ワイド・スパインのせいで谷折の部分はかなりしわができています。



つづいてオリジナル・ステレオ盤です。



スパインの厚みは6ミリで、これくらいが標準だと思います。



バック・スリーヴ。
こちらもGarrod & Lofthouse社製で「Patents Pending」はありません。



カタログ・ナンバーはPCS 7027で、Stereoの表記があります。
上がモノラル盤、下がステレオ盤です。



ゲイトフォールドの内側です。
表に比べると擦れが少なく、つい最近プレスされたかのような美しさです。



こちらも上部に折り返しがあります。



中央の谷の部分はワイド・スパインではないのですっきりしています。



おまけのカット・アウトです。
やはりデザインはピーター・ブレイク。





1がひげ、2がピクチャー・カード、3が階級を表す肩章、4はドラム・ヘッドと同じデザインのバッジ、 5がスタンド・アップとなっています。
どれくらいの人が飾って遊んだのでしょうか。



Printed in England」のクレジット。



いちおう裏側の写真です(笑)。

つづいてレコードです。
まずはモノラル盤からご覧ください。



おなじみのブラック・アンド・イエロー・パーロフォン。
A面にタックス・コードKTがエンボスされています。



こちらはB面のレーベルです。



つぎにステレオ盤をご覧いただきましょう。
大きなPARLOPHONEのロゴ・マークの上にSTEREOのロゴがあるのが特徴です。



こちらはB面にやはりタックス・コードKTがエンボスされています。



A面のレーベルです。



最後にインナー・バッグをご覧ください。
デザイン集団ザ・フールのデザインによるオリジナル・インナーです。
モノラル、ステレオともに違いが見られなかったのでステレオ盤のものを載せています。



右下に「MADE IN GREAT BRITAIN PATENTS APPLIED FOR」のクレジットがあります。



反対側です。



ゲイトフォールド・カヴァーは上下とも切り落としになっていて、片方にカット・アウト、 もう片方にレコードを収納するようになっています。



それにしても『フォー・セール』のように内側から出し入れをする形式にしなかったのはなぜなのでしょう。

© 2006 ryo_parlophone




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