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The BEATLES

ようこそ、オリジナル・フォノグラム・フォト・ギャラリーへ。
今回は、『ホワイト・アルバム』の名称で親しまれている1968年のアルバム、『The BEATLES』のUK盤をご紹介します。

まず、ジャケットからご覧ください。
最初にご紹介するのはオリジナル・モノラル盤です。



初めてのダブル・アルバムとしても話題になったこの作品は、前作の『サージェント』とはうって変わって、タイトルとシリアル・ナンバーだけの真っ白なジャケットも大変な評判になりました。
これまでのUK盤と同じようにヴィニール・コーティング仕様ですが、ゲイトフォールド・スリーヴなのでコーティングはフロントだけではなく、全面にわたっています。



タイトルの部分は、エンボス加工されたうえからヴィニールがコーティングされているので、経年変化によってコーティングが剥がれたり、隙間ができているものもあります。
このスリーヴはまあまあですね。



タイトルとナンバリングの位置関係。



タイトルがやや斜めに加工されているので、平行にはなっていません。
これは程度の差はあれ、どの国のアルバムも同様のようです。

スパイン上部のタイトル部分。



こちらは下部のカタログ・ナンバーの部分。
Stereo盤とMono盤の両表記になっています。



ゲイトフォールドの内側もヴィニールによってコーティングされています。



左側には曲名が薄いグレーのインクで印刷されています。



スリーヴの製作はGarrod and Lofthouse社です。



トップ・オープン・タイプのスリーヴなので、折り返しは左右の部分にあります。



ディスクを出し入れする上の部分。



右側のメンバーの写真と折り返しのあたりです。



上から見たところ。
ワイド・スパインのものもあるようですが、ぼくが持っているのはごくふつうの厚さのスリーヴです。



つづいてインサートを見ていきましょう。
まず4人のポートレイトですが、初回分には黒いインナーバッグとの擦れを防ぐために白い保護紙(spacer)がついていました。



この保護紙については昨年4月13日のブログに詳しい記事を載せていますので、ぜひご覧になっていただきたいと思うのですが、このアルバムに付属していたものは光沢のないほうのタイプでした。

やや薄めの白いペーパーでポートレイトが透けて見えます。



つづいておなじみ、歌詞の印刷された大型のポスターです。



このポスターもGarrod and Lofthouse社が製作をしています。



日本のレコード会社はとても高い技術を持っていると思うのですが、印刷だけはむかしからあまり感心しません。
もちろんレコード会社ではなく印刷会社の責任ですが…。
国内盤に付属していたポスターも、ちょっと見ただけではわかりませんがかなり質的には劣っています。
リンゴが映画『キャンディ』のエヴァ・オーリンと並んでいる小さな写真を比べてみましょう。
こちらはオリジナル。



そしてこれが国内盤のポスター。
断っておきますが、ピンボケじゃありませんよ(笑)。
拡大するとこんなふうにはっきりわかるほど劣化してるんです。



さて、ぼくが買ったこのモノラル盤、もうひとつ珍しいものがついていました。
それがこれ。



販促のためのフライヤーのようです。
曲名を見ると、「Ob-La-Di, Ob-La-Da」が「Obladi Oblada」に、「The Continuing Story of Bungalow Bill」は「Bungalow Bill」に、「Revolution l」は「Revolution M」になっていますから、かなり古いものでしょう。
ただしUK EMIが出したものとかではなく、レコード・ショップが作成したものかもしれません。

つづいてオリジナル・ステレオ盤です。



モノラル盤に比べると、ステレオ盤はシリアルの進んだものが多く、ぼくが所有しているのも30万台です。



モノラル盤との違いはわずかに、バック・スリーヴに「Stereo」の表記があるのみです。



ではレコードを見ていきましょう。

ビートルズのアルバムとしては初めてのAppleレーベルでした。



初期のものはブラック・インナーに入っていました。
このインナーは国内盤に付属していたものよりは薄めでわずかに光沢があります。



レーベルです。
まずモノラル盤から。



Sold in U.K.」で始まるセントラル・リマークがあります。
ダーク・グリーン・アップルで、「An E.M.I. Recording」のないアーリー・プレス・タイプです。

SIDE-2です。
ROCKY RACCOON」が「ROCKY RACOON」となったミス・レーベルも見つかっていますが、必ずしも初期レーベルというわけでもなさそうです。



つづいてSIDE-3
画像ではわかりませんが、タックス・コードKTの刻印があります。



SIDE-4です。



最後はステレオ盤のレーベルです。



左側に「An E.M.I. Recording」という表記のある、ややレイトになるタイプのレーベル。



SIDE-3です。



基本的には同じですが、アーリー・プレスに比べると、上部のほうがやや黄色味がかっています。



タックス・コードはありません。

マトリクスはモノラル盤、ステレオ盤とも、「-1/-1/-1/-1」です。

© 2007 ryo_parlophone




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