BEATLESのアナログ盤SOMETHING NEW今回はUSキャピトルからのサード・アルバム『サムシング・ニュー』をご紹介します。 それにしてもキャピトルというのはおもしろい会社ですね。 ではまず、オリジナルのモノラル盤から見ていただきましょう。 |
1964年7月20日のリリースで、レコード番号はT 2108。
レーベルはレインボウ・キャピトルで、マトリクスはSide-1がT1-2108-T22、
Side-2がT2-2108-G21の1を消して22となっています。 |
インナー・バッグは64年当時に使われていた青いカンパニー・スリーヴで、ナンシー・ウィルスンやフランク・シナトラ、 レターメンなどのアルバムが紹介されています。
このモノラル盤は、UKオリジナル・モノラル盤とミックスの違う「ぼくが泣く」、「アンド・アイ・ラヴ・ハー」、 「Any Time At All」、「When I Get Home」が収められているので、昔から人気の高いアルバムでしたが、 現在では昨年CD化された『キャピトル '64 BOX』で、手軽にその音源を楽しめるようになりました。 つづいてステレオ盤をご覧ください。 |
レコード番号はST 2108で、フロント・カヴァーの上部にはCAPITOL FULL DIMENSIONAL STEREOという文字と矢印と 「S」の字を組み合わせた大きなロゴが入っています。
|
ここに載せたのは70年代に再発されたアップル・レーベルで、インナー・バッグはオリジナルかどうか判然としませんが、
白いプレーンなものがついていました。 では、モノラル盤とステレオ盤のスリーヴを比べてみましょう。 まずフロント上部のレコード番号とロゴの部分です。 つづいてバック・カヴァー。 ステレオ盤にはFDS(FULL DIMENSIONAL STEREO)のマーク、 モノラル盤には「HIGH FIDELITY RECORDING」のロゴがついています。 つづいてスパイン(背表紙)です。 ステレオ盤には白抜きで「STEREOPHONIC」というクレジットが入っています。 バック・カヴァーの下の部分です。 モノラル盤には「このレコードはステレオ・プレイヤーでも再生可能ですが、モノラル盤は今後も、どんなプレイヤーにおいても すばらしいパフォーマンスを披露しつづけることでしょう」というようなことが書いてあります。 なお、『サムシング・ニュー』の収録曲を、UKのオリジナル盤、およびユナイトのサウンド・トラック盤と比較した表を
作ってみました。
今回の記事を書くにあたり、中山康樹、小川隆夫共著、『ビートルズ アメリカ盤のすべて』 (集英社インターナショナル 2004年)、『レコード・コレクターズ』誌(ミュージック・マガジン社) 2005年1月号を参考にさせていただきました。 |
© 2005 ryo parlophone
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||