BEATLESのアナログ盤
今回はUSキャピトルからの6枚目のアルバム、『BEATLES VI』をご紹介しましょう。 カタログ・ナンバーは(S)T 2358で、1965年6月14日にリリースされました。 じつは『フォー・セール』好きのぼくとしては、けっこうお気に入りのアルバムなんです(笑)。 ではまず、モノラル盤をご覧いただきましょう。 |
アルバム・タイトルは『BEATLES VI』ですが、じつはUS キャピトルとしては7枚目のアルバム。 タイトルの下には「THE WORLD'S MOST POPULAR FOURSOME! JOHN・PAUL・GEORGE・RINGO」というコピーと
ともに収録曲が記載されています。 フロント・カヴァーは『BEATLES '65』のフォト・セッションと同じときに撮影されたもので、
カメラマンはロバート・ウィタカー。 レーベルをご覧ください。 |
ぼくが持っている2枚のモノラル盤を並べてみました。 |
インナー・バッグです。 左はデッカ・プレスのディスクが入っていたもので、64年暮ごろから使われ始めた濃いオレンジ色のアド・スリーヴです。 『ミート・ザ・ビートルズ』など、初期3枚のジャケット写真が記載されています。 右はスクラントン・プレスのディスクが入っていたもので、65年夏ごろから使われたといわれています。 『BEATLES '65』や『ジ・アーリー・ビートルズ』のジャケットが記載されています。 バック・カヴァー右下のファクトリー・ナンバー。 つづいてオリジナル・ステレオ盤をご覧ください。 |
フロント・カヴァー、タイトルの上には、FDS(フル・ディメンショナル・ステレオ)の改良版に当たる、
「NEW IMPROVED FULL DIMENSIONAL STEREO」のロゴが誇らしげにプリントされ、
バック・カヴァーのキャピトル、EMIのマークも左側に移動して、FDSの説明とロゴ・マークが加えられています。 |
レーベルはレインボウ・キャピトルで、やはり光沢のないざらっとしたタイプですが、
Side-1の「1」は左に突起のあるフォントが使われています。
今回はインナー・バッグの工場にかんするクレジットもちょっと見ておきましょう。
つづいて、再発のステレオ盤です。 |
レーベルは69年9月から71年1月までの1年5か月という、
きわめて短い期間だけ使用されたグリーン・キャピトル・レーベルです。 |
さて、このアルバムのバック・カヴァーの曲目表示に2種類あることはよく知られています。 左はアーリー・プレスで、「See label for correct playing order」と書かれています。 モノラル盤とステレオ盤の違いを見ていただきましょう。 ステレオ盤はスリーヴもその上に貼られたフロント・ジャケット用の紙も真っ白ですが、
モノラル盤のほうは、スリーヴに比べるとフロントの紙はアイヴォリーっぽい色に見えます。 FDSのロゴや詳しい説明が、ステレオ盤には書かれています。 最後に、バック・カヴァーいちばん下のキャピトルの工場に関する表記をご覧ください。 『65』まではなかった「JACKSONVILLE, ILL」というクレジットが『VI』では加わっています。 |
なお、ぼくの持っているジャケットにはどれにもゴールド・レコード・アウォードのマークが入っていませんが、 当然このアルバムも100万枚以上のセールスを記録しているので、ゴールド・レコード・アウォードのマーク入りのジャケットが 存在しています。 ここに掲載させていただいたのは、MST!さん所有のもので、83年以降の再発レインボウ・レーベルですが、 なんとステレオ表示にもかかわらず、モノラル音源が収録されているそうです。 |
special thanks to Mr.MST!
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