MUSIC & MOVIES> BEATLESのアナログ盤> 『ホワイト・アルバム』> The BEATLES(US)
US盤は英国より3日遅れの1968年11月25日にリリースされています。
レコード番号はSWBO-101。
まず1stプレスをご覧ください。
UK盤と同じように限定のシリアル・ナンバーが刻印された真っ白なジャケットですが、
例によってヴィニール・コーティングはありません。 |
レーベルはこれもUS盤としては初のアップル・レーベル。 マトリクス関係は手書きで、Side-1から順に、SWBO 1-101-J 46 11、SWBO 2-101-J 46 11 #3、 SWBO 3-101-J 56、SWBO 4-101-J 44 #2、三角形のなかにIAMと書いたマークがあるので、 東海岸スクラントン工場のプレスです。 なおごく初期のものはSide-1とSide-4のレーベル上の曲名表記が異なっていて、 |
インナーもUKアップルのようなブラック・インナーではなく、白いプレーンなものがオリジナルのようです。 右側はUK盤です。 薄くニス塗りがされているようで、斜めから見ると光を反射して綺麗です。
UK盤と同じように歌詞の印刷されたポスターと、4人のポートレイトがついています。 つづいて再発盤です。 |
シリアル・ナンバーのない、1970年以降のものです。 |
レーベルはSide-1とSide-3のいちばん下にMFD. BY APPLE RECORDS, INCというクレジットのある
1971年6月以降のアップル・レーベルで、3rdプレスだと思われます。 マトリクス関係は手書きで、Side-1から順に、SWBO-1-101-J 76、SWBO-2-101-A70 #6、
SWBO-3-101-A75 #2、SWBO-4-101-A68 #3、さらにSide-1だけに手書きでJMのイニシャルと
MASTERD BY CAPITOLの刻印があります。 やはり簡易コーティングされています。 もう1枚ご覧ください。 |
こちらはおそらく4thプレス。 |
レーベル下部のリム回りに「ALL RIGHTS RESERVED」で始まるクレジットの入ったもので、 1975年の9月から12月というわずかな期間にプレスされたものです。 マトリクス関係は手書きで、Side-1から順に、SWBO-1-101-F-80、SWBO-2-101-G-76、
SWBO-3-101-J-85、SWBO-4-101-G-75、またそれとは別に、それぞれの面には機械打ちで
3、3、2、1という数字の刻印もあります。 やはり簡易コーティングはされていますが、The BEATLESのロゴは印刷されたものです。 US盤の4枚目は78年8月にリリースされたカラー・レコードです。 レコード番号はSEBX-11841。 |
ジャケットはコーティングがなく、シリアル・ナンバーもありません。 |
限定のホワイト・カラー・レコードで、レーベルはパープル・キャピトル。 マトリクス関係は手書きで、Side-1から順に、SEBX-1-11841-J6 ML#1、SEBX-2-11841-G1 #2、
SEBX-3-11841-G1 #1、SEBX-1-11841-G1 #3、さらにSide-1を除く3面には手書きでERTのイニシャル、
そしてすべての面にMASTERD BY CAPITOLの刻印があります。 ではもう少し細かい違いを見ていきましょう。 まず、ゲイトフォールドの内側、曲目とレコード番号が記載された部分です。 |
左が1stプレス、文字の色はグレーです。 ホワイト・カラー・レコードのものは文字の色がグレーで、 EMIのマークとキャピトルのロゴ、そのほか権利関係のクレジットが記載されています。 つぎにポスターを見てみましょう。 左が1stプレスに付属のもので、光沢のある上質紙に印刷されています。 裏側、歌詞の印刷された方の右下のクレジット部分です。
US盤のクレジット。 |
左が1stで、右は3rdです。
つぎにUS盤におけるポスターの修正を見ておきましょう。 |
左はUK版で、右のUS版ではヘアの部分が消されています。 もう1か所はジョンが書いたイラスト。 |
もう一つの付属品、4人のポートレイトですが、USオリジナル盤についているものはUK盤のもの同様、
紙質も厚めで光沢のあるプリント。 左下のクレジット部分ですが、4thプレスでは「© Apple Records, Inc.」 というクレジットがなくなり、PRINTED IN U.S.A.」と書いた円形のマークだけになっています。 78年版カラー・レコードに付属しているものにはレコード番号が記載されていますが、
そこに1〜4までの数字が加えられています。 各国版におけるポートレイト違いをちょっと見ておきましょう。 |
左からUK版、US版、国内版です。色調もそれぞれ微妙に違っています。 US盤の最後は85年9月にリリースされたモービル・フィディリティ盤です。 |
コーティング・スリーヴではなくエンボス・ロゴでもありません。シリアルもついていません。 |
レーベルはおなじみのものですが、右側のマークがキャピトルになっています。 さて、ずいぶん長くなりましたが最後に今回のおまけ。 |
「30th Anniversary」とプリントされたプラスティック・カヴァーつきで、ちゃんとエンボス加工、 ちゃんとシリアル・ナンバー入りです。 オリジナルのトップ・オープニングと、内側にはややバランスは悪いもののフリップ・バックの折り返しを再現した こだわりの紙ジャケで、こういうものが英国EMIから出されたことが驚きでした。 |
インナーもアナログ盤を思わせるもの(レーベルの真ん中にスピンドル・ホールがないのは違和感ありまくりですが)、 歌詞を印刷したポスターと4人のポートレイトも完璧に再現しています。 偉い!!
なお、各レコードの音質評価については モービル・フィディリティ・サウンド・インプレッション をご覧ください。 最後に、UK再発盤のシリアル・ナンバーについてはMASAさんに、
US盤1stプレスについてはpink islandさんにご教示をいただきました。 |
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