BEATLESのアナログ盤


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Yellow Submarine

映画『イエロー・サブマリン』が英国で劇場公開されたのは68年7月のことらしいのですが、 日本での公開はいつだったのでしょうか。
ぼくはたしかにこの映画を劇場で見ているのですが、そばに家族や友人がいた記憶はありませんから、 すくなくとも69年以降のことでしょう。
映画の内容はほとんど記憶に残っていませんが(今ではレーザー・ディスクやDVDで簡単に見ることができますが)、 最後に本物の4人が出てきておしゃべりをし、「All Together Now」が流れるシーンはとても鮮明に覚えています。

さて、およそ30年後の現在からこのアニメーション映画を振り返ると、その作品のもつ質の高さに驚嘆させられます。 とくに個人的に好きなのは冒頭の「エリナー・リグビー」のシーンで、 80年代に入ってからMTVなどの隆盛とともに雨後の竹の子のように作られることになるPVの多くがこれらのシーンから 直接・間接に影響を受けていると思います。

アルバム『イエロー・サブマリン』はこの映画のサウンド・トラック盤として69年1月にリリースされました。
Side-1には、この映画のために用意された新曲4曲(あくまでも「用意された」のであって「作られた」わけではありません)と、 主題歌「イエロー・サブマリン」、挿入曲「愛こそはすべて」が、 Side-2にはこの映画のためにジョージ・マーティンが作ったオリジナル・スコア6曲が収められています。
ビートルズのオリジナル・アルバムとしては初めてチャートの1位を獲得することができませんでした。

ではまずUKオリジナル・ステレオ盤です。レコード番号はPCS 7070



残念ながらこのLPのオリジナル・モノラル盤は持っていません。 ここに載せたのは2ndプレスのステレオ盤です。
スリーヴは表がラミネート・コーティング、裏は三方向に折り返しのあるフリップ・バックで、 Garrod & Lofthouse社製ですが、 この製作会社のクレジットのないものがファースト・プレスといわれています。
ここに載せたものは、クレジットの最終部分に「Patent No. 943,895」という番号が入っています。



バック・カヴァーの解説はアップルの広報担当だったデレク・テイラーで、上下に2本の赤いラインが引かれています。
Side-2の曲数が7曲になっていますが、レーベルにおける表記は6曲になっています。



レーベルはアップル。「SOLD IN U.K.〜」というセントラル・リマークはありません。
マトリクス関係はSide-1がYEX 715-3 1/GO、Side-2がYEX 716-1 4/OAですから、 3rdプレスの可能性もあると思います。
インナーは白のプレーンなもので左下に「PATENT Nos.1,125,555」、右下に「MADE IN GREAT BRITAIN」とクレジットのあるものですが、 さらに「1,125,555」の右に「783」、「MADE IN GREAT BRITAIN」の左に「321」という番号が記されています。


参考資料としてオリジナル1stプレス・モノラル盤の画像をMST!さんから提供していただきました。


レコード番号はPMC 7070
バック・カヴァーはフリップ・バックで、 2ndプレスで入るスリーヴ製作会社のクレジットが1stプレスにはありません。
レーベルはダーク・グリーン・アップルで、「Sold in U.K.〜」というリマークが入っています。




つづいて再発盤です。



おそらく3rdプレスのステレオ盤です。
スリーヴはラミネート・コーティングされたノン・フリップ・バックで、Garrod & Lofthouse社製。 裏の右端にはコーティングの折り返しが見えています。
バック・カヴァーの2本のラインがに変更になっているのが再発盤の特徴です。
さらに後期のものになるとライン自体もなくなってしまいます。



レーベルはアップルで、心なしか色が薄くなっているようにも見えます。
マトリクスはSide-1がYEX 715-3、Side-2がYEX 716-1ですから、最初にご紹介したものと同じです。 マザー/スタンパーは、1/RM4/PL
インナーはなぜかブラックのものがついていました。


つづいてUSオリジナル盤です。レコード番号はSW 153で、 イギリス本国より4日早い69年1月13日リリース。前作の『ホワイト・アルバム』から アメリカではステレオ盤のみのリリースとなりました。



コーティングのない厚紙ジャケットで、バック・カヴァーはUK盤のデレク・テイラーとは違い、 ダン・デイヴィスによるライナーノートと、キャラクター紹介のカラフルなデザインになっています。



レーベルはアップルですが、Side-2のリムに「Capitol」のロゴが入っている初盤です。 マトリクス関係は Side-1がSW-1-153 A11、右上に手書きで54、また真上にはA7の刻印もあります。 Side-2はSW-2-153 A-7 右上に手書きで54、そのほか星のようなしるしがついているので LAプレスだと思われます。
インナーバッグは白のプレーンなものですが、オリジナルかどうかはわかりません。

UK盤とUS盤ではフロント・カヴァーにもいくつかの細かな違いが見られます。
まず、UK盤にはある「NOTHING IS REAL」というコピーがUS盤では消されています。



US盤ではオールド・フレッドの右ひじの下に、アニメーションの制作会社である 「KING FEATURES SYNDICATE SUBAFILMS LTD」のクレジットが入っています。 また右上には「Selections by the Beatles plus original film music.」というコピーもついています。



次は国内初盤です。レコード番号はAP-8610で、1969年3月21日のリリースです。



基本的にはUS盤のデザインを踏襲しています。 「映画『イエロー・サブマリン』サウンド・トラック盤」と書かれた赤と白の帯がついています。
国内盤もステレオ盤のみのリリースでした(82年と86年に限定盤というかたちでモノラル盤がリリースされています)。



ディスクはエヴァー・クリーン赤盤で、アップル・レーベル、 黒のインナーに収められています。

最後は86年6月4日限定盤として発売されたレッド・ヴィニールのモノラル盤です。 レコード番号はEAS-70138
オリジナルにはない「mono」のロゴが右上にプリントされています。
来日20周年特別企画」と書かれた赤帯つき。
カヴァーはUK盤に準じたものですが、裏ジャケの2本のラインはありません。
同じUKモノラル盤でも69年のオリジナル盤には赤いラインが2本あり、 1982年に限定でリリースされたモノラル盤にはこのラインがありません。 国内限定盤はこの再発盤を基にしているのでしょう。



イエロー・サブマリン』はオリジナル・モノラル盤がリリースされた最後のアルバムですが、 内容的にはステレオ盤をモノラル化しただけの「にせモノ」です。 アルバム『リヴォルヴァー』のモノラル盤に収められている「イエロー・サブマリン」は、 アコースティック・ギターの入るタイミングや、ジョンのコーラスの入り方がステレオ・ヴァージョンとは違う モノ・ミックスですが、残念ながらそれはこのアルバムには収められませんでした。



レーベルはEMI/Odeonで、ディスクは赤いヴィニール製ですが、オデオンの赤盤とは色も材質も異なっています。
ビートルズ・シネ・クラブ サウンド研究会による解説と歌詞、山本安見さんによる対訳 がついています。

今回のオマケはレーザー・ディスクです。



ワーナー・ブラザースのLDに共通のデザインのなかにレコードのフロント・カヴァーと同じイラストが レイアウトされています。
バック・カヴァーは独自のもの。



簡単なストーリーと映画のすぐれた芸術性が述べられた解説がついています。


special thanks to Mr.MST!

© 2004 ryo parlophone




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