BEATLESのアナログ盤今回取り上げるのは1966年6月20日リリースのUS盤『Yesterday And Today』です。 このブッチャー・カヴァー、発売の5日前に当たる6月15日に回収されたといわれていますが、
間に合わずに市場に流出したものもあり、それらはファースト・ステイトと呼ばれて驚くような価格で取引されています。 |
廃棄されたブッチャー・カヴァーに代わる新しいデザインのものは俗に「トランク・カヴァー」と呼ばれています。 |
カメラは同じくロバート・ウィタカーで、ブッチャー・カヴァーに先だつ66年3月23日に撮影されています。 US編集盤としては9枚目にあたるこのアルバム、タイトルは素直に読めば「ビートルズの昨日と今日」という意味でしょうが、
バック・カヴァーを見れば一目瞭然のように、大ヒットシングル「イエスタデイ」を中心に、UKオリジナル盤
『ヘルプ!』、『ラバー・ソウル』、そして本国では1か月半後にリリースされる『リヴォルヴァー』から
ジョンのペンになる3曲など、全11曲を収めています。
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レーベルはレインボウ・キャピトルで、「CAPITOL '66; SOUNDS GREAT!」と書かれた
オレンジ色のインナーバッグに収められていました。 ではつづいてステレオ盤をご紹介しましょう。 |
フロント・カヴァーは上にNEW IMPROVED FULL DIMENSIONAL STEREOのロゴ・マークがあるので、
ポールの足元の画像が切れてしまっています。 |
レーベルはレインボウ・キャピトルですが、俗に「SUBSIDIARY CAPITOL レーベル」と呼ばれているもので、
69年6月から9月までのわずかな期間にプレスされたものです。 インナーは白いプレーンなものですが、おもしろいことに右上に前のオーナーとおぼしき人が書き込んだ日付があります。 では2つのレーベルを比べてみましょう。 |
左がオリジナル、右が再発盤で「A SUBSIDIARY OF CAPITOL〜」というクレジットがあります。 もう1枚、SUBSIDIARY レーベルのステレオ盤をご紹介しておきます。
つづいてアップル・レーベルのステレオ盤を1枚ご覧いただきましょう。
バック・カヴァー左下には「FOR EXPORT ONLY」の青いシールが貼ってあり、右下には18という数字があります。 ぼくはジョンの書いた「I'm Only Sleeping」が大好きで、この曲のミックス違いをすべて揃えるためには
UK盤『リヴォルヴァー』のモノラル盤、ステレオ盤、そしてUS『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』の
モノラル盤、ステレオ盤の4種類を揃えなければなりません。 では最後に、ブッチャー・カヴァー関係のサイトをご紹介しておきます。 |
参考文献:『アンソロジー』リットー・ミュージック 2000年 |
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